DTM用語

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エコー(echo)

Posted by 有世犬

「エコー(echo)」について、DTM用語の意味などを解説


エコー DTM用語

エコー(echo)は、反射音であるが、「エコー効果」という意味としては、直接音から分離して聴こえる反射音のみを指す。エコー(echo)とは、音声信号を遅延させて繰り返し再生するエフェクトの一種であり、空間的な広がりや残響感を演出する目的で使用される。ディレイと似ているが、エコーは反射が複数回聞こえることで「反響」の印象が強くなる点が特徴である。

DTMやシンセサイザーでは、エコーを適用することでボーカルや楽器の音に深みや立体感を与え、曲全体の空間表現を豊かにすることが可能である。

直接音に対する反射音

音源から出た音が直接人間の耳に届いた場合、その音を「直接音」という。これに対して、壁面などに1回以上反射した後に、直接音から時間的に遅れて耳に届いた音を「反射音」という。本来、エコーとは反射音全般を指す。しかし慣用的に「エコー効果」という意味では、直接音から分離して聴こえる反射音のみを指す。いわゆる「こだま」の効果である。

リバーブとエコー

リハーブは遅れ時間の異なった無数の反射音が合成されたものである。したがって、本質はエコーであるが、聴感上の響きが違うため、エフェクトとしては分けて考えられる。ただし、リバーブ効果を得るための残響室は「エコー・ルーム」と呼ばれ、リバーブ・ルームとはいわない。

フラッター・エコー

エコーとリハープの中間のような存在にフラッター・エコーがある。

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「エコー(echo)とは」DTM用語としての「エコー(echo)」の意味などを解説

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