ピッチ(pitch)
「ピッチ(pitch)」について、DTM用語の意味などを解説
ピッチ(pitch)は、音の高さのこと。音の高さの違いは音の持つ振動数(周波数)の多少によって生じるが、楽音の高低を感じる場合には、振動数のほかに種々の感覚的な要素も加味される。音高。ピッチとは音の高さを示す基本的な音響パラメーターであり、周波数によって決定される。DTMにおいては、ピッチはMIDIノート番号で管理され、各ノートは特定の周波数に対応している。ピッチの正確な制御はメロディやハーモニーの構築に不可欠であり、ピッチ調整やピッチベンド、チューニング補正などの処理が頻繁に用いられる。ソフトシンセやサンプラーではピッチの変更がリアルタイムに可能であり、変化により音色や表現力も大きく変わる。ピッチはまた、フォルマントや倍音構造と密接に関連し、単なる周波数変換以上の音響的意味を持つため、高度なピッチ編集はサウンドデザインの重要な要素となっている。
基準ピッチ
基準ピッチとして、ラ・A4は440 Hz(A = 440 Hz)。基準ピッチは、音楽制作における標準的な音高の基準点であり、主にA4(ラの音)が440Hzに設定されることが一般的である。DTMでは、この基準ピッチを元にシンセサイザーやサンプラーのチューニングが行われ、異なる機器間での音程の整合性を保つ役割を果たす。基準ピッチの変更は楽曲全体の調整や特殊なチューニング表現に用いられ、正確なピッチ管理に欠かせない要素である。
「ピッチ(pitch)とは」DTM用語としての「ピッチ(pitch)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: