パンチ・イン(punch in)/パンチ・アウト(punch out)
「パンチ・イン(punch in)/パンチ・アウト(punch out)」について、DTM用語の意味などを解説
パンチ・イン(punch in)/パンチ・アウト(punch out)
MTRなどで、テープを走行させたまま再生状態から録音状態に即座に移行することをパンチ・イン、録音状態から再生状態に移行することをパンチアウトという。
このパンチ・イン(punch in)/パンチ・アウトは、録音されている音の一部を別の音に差し換えたい場合などに行なう編集テクニック。シーケンサーでも同じ用語が使われ、リアルタイム・レコーディングに活用されている。パンチ・インとパンチ・アウトは、DTMやレコーディングにおける部分録音の技術であり、特定の箇所だけを録音・修正する際に用いられる。パンチ・インは録音を開始するポイントを指し、曲の中で不完全な部分や演奏ミスを修正したい区間の直前で録音を開始する操作だ。これにより、全体を再録音することなく狙った部分だけを差し替えられるため、作業効率が大幅に向上する。一方、パンチ・アウトは録音を停止するポイントであり、修正が終わるタイミングで録音を終了させる操作を示す。DAWではこれらのパンチ・イン・アウト位置をあらかじめ設定し、自動で録音の開始・停止が行える機能が搭載されていることが多い。こうした機能はボーカルやギター、ベースなどの録音時に頻繁に使用され、細かなニュアンスや表現を残しつつ効率的にトラックを完成させることができる。また、パンチ・イン・アウトは複数箇所に設定して部分的に録音を繰り返すことも可能で、編集やミックス作業の自由度を高める重要な技術である。
「パンチ・イン(punch in)/パンチ・アウト(punch out)とは」DTM用語としての「パンチ・イン(punch in)/パンチ・アウト(punch out)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: