ティック(tick)
「ティック(tick)」について、DTM用語の意味などを解説
ティック(tick)
ティック(tick)は、音の長さを表わす最小単位。シーケンス・ソフト上で。音の長さは小節/拍/ティックという単位で表わされるが、いずれも相対的な時間を表わすもの。ティック(tick)とは、MIDIシーケンサーやDAWにおいて、1拍を細かく分割する最小単位の時間を指す。通常は「1拍 = 480ティック」や「960ティック」といった解像度で扱われ、これによってノートやイベントのタイミングを非常に細かく制御することができる。高いティック解像度を持つことで、微細なタイミングの調整やグルーヴの再現が可能になり、人間的な揺らぎやニュアンスを加える精密な打ち込みが実現する。DTMにおける正確なタイムマネジメントの要となる概念である。1拍が何ティックに相当するかはシーケンス・ソフトの音符分解能(タイム・ベース)や曲の拍子によって異なってくるが、現在主流のシーケンス・ソフトの多くでは480ティックが4分音符の長さに相当する。したがって4分の4拍子の場合、1拍=480ティックとなる。
「ティック(tick)とは」DTM用語としての「ティック(tick)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: