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エンベロープ(envelope)

Posted by 有世犬

「エンベロープ(envelope)」について、DTM用語の意味などを解説


エンベロープ DTM用語

エンベロープ(envelope)

エンベロープ(envelope)は、波形の先端を結び、波形を包み込むように描いたカーブを指すが、楽器の場合には、音量や音色の時間的な変化を意味する。各種の楽器は、その楽器特有のエンベロープを持っており、人間が楽器の種類を聴き分ける大きな要素となっている。特に重要なのはアタック部分で、楽器を聴き分けるポイントになっている。そのためシンセサイザーではエンベロープの設定に多くのパラメーターが用意されている。

エンベロープ(envelope)とは、音の時間的変化を示す輪郭線のことであり、主に音の立ち上がりから消失までの強さや特性の変化を表す。音響・シンセシスの分野では、エンベロープは音のダイナミクスや表現力を決定づける重要な要素として扱われる。典型的なエンベロープは、アタック(音の立ち上がり)、ディケイ(減衰)、サステイン(持続)、リリース(消音)の4段階(ADSR)で構成され、これらのパラメーターを調整することで、鋭い音の立ち上がりやゆっくりと消えていくフェードアウトなど、多様な音の動きを表現できる。DTMにおいては、エンベロープを活用してシンセサイザーの音色を自在に変化させるほか、エフェクトのかかり具合やフィルターの開閉を時間的に制御するなど多様な音響処理に応用される。

「エンベロープ(envelope)とは」DTM用語としての「エンベロープ(envelope)」の意味などを解説

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