DTM用語

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立ち上がり(attack、rise)

Posted by 有世犬

「立ち上がり(attack、rise)」について、DTM用語の意味などを解説


立ち上がり DTM用語

立ち上がり(attack、rise)

立ち上がり(attack、rise)は、音が出始めてから一定の音量になるまでの時間を立ち上がり時間(アタック・タイム)という。立ち上がり(attack、rise)とは、音の開始から最大音量に達するまでの時間を示すエンベロープの重要なパラメーター。シンセサイザーやサンプラーのADSRエンベロープにおいて、音の発音感やアタック感を決定づける要素で、短い立ち上がりは鋭くパンチのある音を生み出し、長い立ち上がりは徐々に音がフェードインするような柔らかい表現となる。これを電気的には波形の立ち上がりと表現する。DTMでの音作りにおいては、楽器の特性や演奏意図に合わせてattackを調整し、打鍵楽器の鋭さや弦楽器の擦り上げ感など、多彩なニュアンスを再現する際に不可欠なパラメーターである。音の開始部分の印象を左右するため、ミックスやアレンジ全体の質感にも大きく影響を与える。楽器音の立ち上がりは種類によりさまざまで、シンセサイザーではこの立ち上がり(立ち下がり)時間をエンベロープ・ジェネレーターによって変化させることができる。またスピーカーは、入力信号に対し、振動板が振動し始めるまでごく短時間であるが立ち上がり時間を要する。そのほか、テープ・レコーダーやレコード・プレーヤーのスイッチを入れてから、定常回転数に達するまでの時間も立ち上がりという。

立ち下がり(release)

「立ち上がり(attack、rise)とは」DTM用語としての「立ち上がり(attack、rise)」の意味などを解説

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