ハネる(bounce)
Posted by 有世犬
「ハネる(bounce)」について、DTM用語の意味などを解説
「ハネる」(bounce)とは、連続した8分音符を、付点音符または2対1の3連音符のように演奏すること。バウンス。ハネる(bounce)は、リズムのノリやグルーヴに関する表現で、特にシャッフルやスウィングのように、均等でないタイミングでノートを配置することで独特の「跳ねる」ような感覚を生み出す奏法を指す。DTMにおいては、MIDIデータのクオンタイズ設定で「スウィング比率」や「シャッフル値」を調整することでこのハネる感じを再現することができ、無機質な打ち込みに人間らしい揺らぎや躍動感を加えることが可能となる。特にジャズ、ファンク、ヒップホップ、ポップスなどで多用されるテクニックであり、楽曲にリズミカルな個性やグルーヴ感を付与するうえで欠かせない重要な概念である。
Related:DTM用語
- バウンス(bounce) バウンス(bounce) バウンス(bounce)は、「弾む」「跳ねる」「バウンドさせる」の意味で、音符を弾ませて演奏することを指し、多くの黒人音楽系リズムの特徴を構成する重要な要素となっている。一般には、8分音符などを … Read more »...
- スウィング(swing) スウィング(swing) スウィング(swing)は、バウンスやハネと同じ意味。たとえばリズム・マシンやシーケンサーにみられる音符をバウンスさせる機能は一般にスウィング機能と呼ばれている。スウィング(swing)とは、リ … Read more »...
- シャッフル・リズム(shuffle rhythm) シャッフル・リズム(shuffle rhythm)は、もともとはアメリカ南部の黒人たちの間で作られた独特のダンス・リズムのことで、1920年代にジャズ・リズムの一種として流行した。シャッフル・リズム(shuffle rh … Read more »...
- イーブン(even) イーブン(even) イーブン(even)は、連続した8分音符を均等な長さで演奏すること。DTMにおけるイーブン(even)とは、主にリズムやグルーヴのタイミングが等間隔で揃っている状態を指す用語である。具体的には、16 … Read more »...
- オーケストラ・ヒット(orchestra hit) オーケストラ・ヒット(orchestra hit) オーケストラ・ヒット(orchestra hit)とは、オーケストラ全体のサウンドをサンプリングし、瞬間的に鳴らすことで強烈なインパクトを与える音色・音素材の一種である … Read more »...
- パルス波(pulse wave) パルス波(pulse wave)は、シンセサイザーで使用される波形の1つ。パルス波は、波形の一種であり、デジタルシンセシスやモジュラーシンセサイザーでよく使用される基本波形のひとつである。矩形波(square wave) … Read more »...
- リバース(reverse) リバース(reverse) リバース(reverse)は、「逆にする」の意味で、テープの逆回転、もしくはサンプリング・マシンでデータを逆読みしてテープの逆回転サウンドと同様の効果を得ること。リバースとは、音声やMIDIデ … Read more »...
- リメイク(remake) リメイク(remake) リメイク(remake)は、すでに発表されたレコード(楽曲・音源)や映画などを、それを制作した本人または別人がもう一度新たな解釈に基づいて制作すること。リメイクとは、既存の楽曲や作品を元に、新た … Read more »...
- メトロノーム(metronome) メトロノーム(metronome) メトロノーム(metronome)は、演奏速度のガイドをするために、一定の間隔で音を出す機械のことで、振り子の原理を応用したもの、電子発振式のものなどがある。音を出す間隔は任意に設定で … Read more »...
- 拍子記号(time signature) 拍子記号(time signature)は、楽譜上、音部記号や調号に続いて、その右隣につけられる分数表示による数字または記号を指す。DTMにおいては、DAWやMIDIシーケンサーのテンポトラックに拍子情報を設定し、グリッ … Read more »...
- ライン・アウト(line out) ライン・アウト(line out) ライン・アウト(line out)は、機材の主出力以外の、ライン・レベルの出力、および出力端子。なお、入力および入力端子はライン・イン。ライン・アウトは、オーディオ機器やインターフェー … Read more »...
- ライブラリアン(librarian) ライブラリアン(librarian) ライブラリアン(librarian)は、シンセサイザーの音色データなどを保存、管理するためのコンピューター・ソフト。ファイルなどとして保存された音色データをサウンド・ライブラリと呼ぶ … Read more »...
- マイナー・コード(minor chord) マイナー・コード(minor chord) マイナー・コード(minor chord)は、完全1度、短3度、完全5度を含む和音。マイナー・コードは、根音、短三度、完全五度の三音で構成される和音で、哀愁や陰りを感じさせる響 … Read more »...
- マイナー・キー(minor key) マイナー・キー(minor key) マイナー・キー(minor key)は、調性が成立した段階で、エオリアン・モードを受け継いだ一連の調性で、12種類ある。暗い感じの調。=短調。マイナー・キーは、短音階(マイナー・スケ … Read more »...
- メジャー・コード(major chord) メジャー・コード(major chord) メジャー・コード(major chord)は、完全1度、長3度、完全5度を含む和音。メジャー・コードは、根音、長三度、完全五度から構成される和音で、明るく安定した響きを持つ基本 … Read more »...
- ビート(beat) ビート(beat)=拍。ビートは音楽の基本的な拍の単位であり、リズムの基盤を形成する。DTMにおいては、ビートはDAWのテンポ設定やMIDIシーケンサーのタイムグリッドに対応し、楽曲の拍子やリズムパターンを視覚的・数値的 … Read more »...
- フェード・アウト(fade out) フェード・アウト(fade out) フェード・アウト(fade out)は、音量を徐々に絞り、音を消すこと。フェード・アウトとは、楽曲やオーディオクリップの音量を時間経過とともに徐々に減衰させ、最終的に無音へと移行させ … Read more »...
- マスター(master) マスター(master) マスター(master)は、音響・映像機器では「親機」の意。複数の機器を同期運転する際に、タイミングのもとになる機器を指す。マスター(親機)とは、音響機器やDTM環境において全体の制御や同期を司 … Read more »...
- 高音部記号(treble clef) 高音部記号(treble clef) 高音部記号(treble clef)は、もっとも一般的な音部記号で、主として高音域の記譜に使われる。ト音(G音)の高さを指定することから、ト音記号ともいわれる。高音部記号は、五線譜の … Read more »...
- 三和音(trlad) 三和音(trlad) 三和音(trlad)は、3音構成の和音。=トライアド。三和音は、3つの異なる音から構成される基本的な和音で、音楽理論において最も基本的なコードの形である。構成は、ある音(根音)に対して長三度または短 … Read more »...
- ライン録り(どり)(linerecording) ライン録り(linerecording) ライン録り(linerecording)は、電気・電子楽器の音をマイクで収音するのではなく、楽器信号を一度も音にせすに電気信号の形で収音すること。録音、PAのどちらでも使われる。 … Read more »...
- ピッチ・ベンド(pitch bend) ピッチ・ベンド(pitch bend) ピッチ・ベンド(pitch bend)は、キーボードで、音高(ピッチ)を連続的に上下させること。ギターでいうチョーキングのような効果を示す。ピッチ・ベンドとは、MIDIコントロール … Read more »...
Category : DTM用語は
「ハネる(bounce)とは」DTM用語としての「ハネる(bounce)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: