トランスポート部(transport section)
「トランスポート部(transport section)」について、DTM用語の意味などを解説
トランスポート部(transport section)
トランスポート部(transport section)とは、DAWやシーケンサー、ハードウェア機器の操作パネルに配置される、楽曲の再生や録音を制御するための基本的なインターフェース部分を指す。主に再生(play)、停止(stop)、録音(record)、早送り(fast forward)、巻き戻し(rewind)、ループ再生(loop)などの操作ボタンが含まれており、これらを使って制作中の楽曲のタイムラインを自在にコントロールできる。レコーダーの、アンプ部を除いたメカ部分のこと。プロ用のレコーダーでは、通常、トランスポート部とアンプ部は分かれている。またシーケンサー・ソフトなどでも、テープ・レコーダーを模し、スタート、ストップやゲートをコントロールするセクションをトランスポート部と呼ぶことがある。トランスポート部は音楽制作の中心的な操作ポイントであり、効率的なワークフローに欠かせない要素。DAW上では、キーボードショートカットと連携することで、作業速度を大幅に向上させることも可能である。また、タイムコード表示や拍子・テンポの表示も併設されることが多く、これにより現在の演奏位置やテンポ情報をリアルタイムに把握できる。特に多トラックの編集や複雑なアレンジ作業においては、トランスポート部を使いこなすことが制作効率の鍵となるため、DTMユーザーにとって基本的かつ重要な操作パネルと言える。
「トランスポート部(transport section)とは」DTM用語としての「トランスポート部(transport section)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: