タイム・エキスパンション(time expansion)
「タイム・エキスパンション(time expansion)」について、DTM用語の意味などを解説
タイム・エキスパンション(time expansion)
タイム・エキスパンション(time expansion)は、録音された音のピッチを変えずに演奏時間(曲のテンポ)を伸ばす機能。タイム・エキスパンション(time expansion)とは、オーディオ信号の再生速度を遅くし、音の長さを伸ばす技術である。再生時間を引き伸ばしながらも音程を維持できるため、テンポを変更せずにフレーズの細部を詳細に聴き取る解析や、音響効果の演出に用いられる。DTMの編集作業においては、録音素材の微細なニュアンスを確認したり、ループの調整、特殊効果の作成に活用される。高性能なタイム・エキスパンションは、音質の劣化や不自然な変化を抑え、自然なサウンドを保つことが重要である。タイム・エキスパンションとは逆に、録音された音のピッチを変えずに演奏時間、曲のテンポだけを縮少する機能は、タイム・コンプレッション(time compression)と呼ばれる。
「タイム・エキスパンション(time expansion)とは」DTM用語としての「タイム・エキスパンション(time expansion)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: