ソング・ポジション・ポインター(song position pointer)
「ソング・ポジション・ポインター(song position pointer)」について、DTM用語の意味などを解説
ソング・ポジション・ポインター(song position pointer)
ソング・ポジション・ポインター(song position pointer)は、演奏をスタートさせたい小節を指定するMIDIメッセージ。システム・コモン・メッセージに含まれる。ソング・ポジション・ポインター(song position pointer)とは、MIDI規格に含まれるシステム・コモン・メッセージのひとつで、再生位置を示すための情報を他のMIDI機器に送る役割を持つ。この機能は、主に外部MIDIデバイスや複数のDAWを同期再生する際に活用され、曲中の「どの位置から再生するか」を16ビット(0〜16383)のカウント値で表現する。単位はMIDIクロックでの6分音符(1拍=6クロック)であり、例えば「0」で曲頭、「96」で小節16の頭などを指し示す。これにより、外部MIDI機器も正確な再生ポイントから動作を開始できるため、同期演奏や編集時の利便性が向上する。特にMTC(MIDI Time Code)との併用や、ソングの途中からの同期再生において重要な機能となる。
「ソング・ポジション・ポインター(song position pointer)とは」DTM用語としての「ソング・ポジション・ポインター(song position pointer)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: