センス(sensitivity)
「センス(sensitivity)」について、DTM用語の意味などを解説
センス(sensitivity)は、感度のこと。⇒センシティビティ(sensitivity)
- ミキサー、パワー・アンプなど、機器の入力感度。その機器が定格出力を出すために必要な入力レベルを指す。
- マイクの感度。マイクの中心軸上の一定距離から、一定の音圧を加えたときに、そのマイクが出力する電圧を指す。測定法には各種の規格がある。
- スピーカーの感度。スピーカーに一定の電力を加えたとき、どのくらいの音圧を発生するかを指す。
- 電子楽器やエフェクターで主に変調の深さを調整するツマミ。ときとしてdepthやintenSityと同じ意味に扱われる。
センス(sensitivity)とは、DTMや電子楽器において、入力された演奏情報に対する機器の反応の度合いを指す用語である。特にMIDIキーボードやパッドコントローラーにおけるベロシティ(打鍵の強さ)やアフタータッチ(押し込みの深さ)に対する感度設定を意味することが多い。センスが高い設定では、微細なニュアンスまで拾うため、繊細な演奏表現が可能となる一方で、演奏者の意図しないわずかな力の変化も反映されやすくなる。逆にセンスを低く設定すると、演奏のばらつきが抑えられ、均一な出力が得られるが、表現力は制限される。打楽器系パッドでは、ヒューマンライクなビート感を出すためにセンスの調整は特に重要であり、各プレイヤーのタッチや演奏スタイルに応じて最適な感度が求められる。センスの適切な設定は、MIDI演奏のリアルさや音楽的ダイナミクスを決定づける要素のひとつである。
「センス(sensitivity)とは」DTM用語としての「センス(sensitivity)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: