ステレオ・サンプリング(stereo sampling)
「ステレオ・サンプリング(stereo sampling)」について、DTM用語の意味などを解説
ステレオ・サンプリング(stereo sampling)
ステレオ・サンプリング(stereo sampling)は、ステレオの入力ソースを同時にサンプリングすることによって、ステレオ音場をそのまま取り込む方法。ステレオ・サンプリング(stereo sampling)とは、左右2チャンネルの音声信号を同時に録音・収録する手法であり、サンプル素材に空間的な広がりや定位感を持たせるために用いられる。モノラル・サンプリングに比べて音像の奥行きやリアルな臨場感を再現しやすく、特にアコースティック楽器、アンビエント素材、ドラムルームマイク、環境音(フィールドレコーディング)などにおいて威力を発揮する。サンプラーやソフトウェア音源では、ステレオで録音されたサンプルをそのままステレオ・スロットにロードすることで、再生時にも自然な空間表現が得られる。ただし、ステレオ・サンプリングはファイルサイズが大きくなり、CPUやメモリへの負荷も増すため、制作環境によっては適切なトラック整理やバウンス処理が求められる。定位を意識したミキシングと合わせて活用することで、サウンドスケープに豊かな奥行きを持たせることが可能となる。ステレオ空間内の定位や残響も含めてサンプリングすることができることから、ストリングス、ピアノ、ドラムなどに使われる。
「ステレオ・サンプリング(stereo sampling)とは」DTM用語としての「ステレオ・サンプリング(stereo sampling)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: