サスティン(sustain)
「サスティン(sustain)」について、DTM用語の意味などを解説
サスティン(sustain)
サスティン(sustain)は、音の伸びのこと。大抵の楽器は発音時の音量がピークとなり、ピークを迎えた後は減衰し無音になる。サスティン(sustain)とは、音が発音された後にどれだけの時間その音が持続するか、あるいは持続させるかを示す音響的要素である。DTMにおいては、サンプリング音源やシンセサイザーのエンベロープ・ジェネレーター(特にADSR)内の第三段階「S」に該当し、キーを押し続けている間の音量や音質の安定状態を制御する。たとえば、ストリングスやパッド系の音色ではサスティンが長く、音が滑らかに続くのに対し、パーカッシブな音色では短く設定されていることが多い。シンセサイザーでは音の特性を決め、鍵盤を押している間、音がどのくらい音量で鳴り続けるかを決定する。サスティーン。サステイン。また、MIDI信号では、サステイン・ペダル(CC#64)のオン・オフによって、発音中のノートを意図的に保持し、より豊かな演奏表現を可能にする。特にバラードやアンビエントなど、余韻や音の持続が重要なジャンルにおいて、サスティンは楽曲の雰囲気を左右する重要なパラメータとなる。
「サスティン(sustain)とは」DTM用語としての「サスティン(sustain)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: