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クロック・ディバイダー(clock divider)

Posted by 有世犬

「クロック・ディバイダー(clock divider)」について、DTM用語の意味などを解説


クロック・ディバイダー DTM用語

ディバイダーは分周器のことで、入力された信号が割り算されて出力される。つまり1/2の分周比のディバイダーに信号を与えると、出力は半分の周波数となる。ディバイダー(divider)とは、DTMや電子音楽機器において、入力される信号やクロックの周波数を整数比で分割(除算)する回路や機能を指す。特にクロック・ディバイダーとして用いられることが多く、元のテンポやタイミング信号を2分の1、4分の1などに分割して出力することで、複数の機器やシーケンスの同期を取りつつ、異なるリズムパターンやテンポ感を作り出すことが可能となる。たとえば、シーケンサーやドラムマシンのクロック信号にディバイダーをかけることで、ベースラインやメロディのフレーズを元のビートの半分の速さで動かすといった使い方が一般的である。これによりポリリズムや複雑なグルーヴを容易に演出できる。また、ディバイダーは単純な回路構成ながら、ライブパフォーマンスや制作現場でのリズム変化に柔軟性を持たせる。

クロック・ディバイダー(clock divider)

クロック・ディバイダーはクロック信号を分周して音源波形を作るもので、出力が平均律のスケールになるように分周比が固定されており、古いタイプの電子オルガンや電子ピアノのトーン・ジェネレーターによく使われていた。クロック・ディバイダー(clock divider)とは、MIDIやシンセサイザー、シーケンサーのタイミング信号であるクロック(clock)を分周し、元のテンポの整数分の1の速度で出力する機能や装置を指す。具体的には、例えばクロック信号を2で割ると元テンポの半分の速度、4で割れば4分の1の速度のクロックが得られ、これによって異なるテンポ感やリズムパターンを同期させながら構築できる。この分周機能は、複数の機器間でテンポ同期を取りつつ、パターンやフレーズの展開に変化をつけたい場合に有効である。例えばドラムマシンのクロック信号をディバイドしてベースラインのシーケンスに送ることで、複雑なポリリズムを生成したり、リズムのアクセントを変化させることが可能になる。DAWやハードウェアシンセでは内蔵機能として搭載されていることも多く、ライブパフォーマンスや制作時のリズムコントロールに欠かせない役割を果たす。

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「クロック・ディバイダー(clock divider)とは」DTM用語としての「クロック・ディバイダー(clock divider)」の意味などを解説

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