クイック・タイム(quick time)
「クイック・タイム(quick time)」について、DTM用語の意味などを解説
クイック・タイム(quick time)
クイック・タイム(quick time)は、アップル社が開発した、パーソナル・コンピューターのための音声、映像の再生用ソフトウェア。クイック・タイム(QuickTime)とは、Apple社が開発したマルチメディアフレームワークおよびそれを利用したメディアプレイヤーの名称である。主に動画や音声、静止画、テキストなどの多様なメディアフォーマットの再生、編集、ストリーミングに対応しており、DTMやコンピューター・ミュージックの分野でも音声ファイルの再生や編集、映像との同期などに利用されることが多い。もともとは動画再生用だが、MIDI再生、ソフトウェア・シンセサイザー、静止画の表示、テキスト(文字、文字列)表示などの機能が追加され、マルチメディアに対応した再生用ソフトウェアとなっている。 MacOS用とWINDOWS用がある。
QuickTimeは、MOV形式をはじめとする多様なファイル形式に対応し、高品質な映像と音声の処理が可能である点が特徴だ。特にMac環境では標準搭載されており、多くの音楽制作ソフトウェアがQuickTimeのコーデックや再生機能を利用している。Windows環境でも専用プレイヤーやプラグインを導入することで利用可能だが、近年は他のマルチメディア技術に押され利用範囲がやや限定されつつある。DTMにおいては、QuickTimeを介して音声素材のプレビューや映像とのタイムコード同期を行うことができ、映像制作と音楽制作を連携させる際に重要な役割を果たす。また、QuickTimeのAPIを活用したプラグインやソフトウェアが存在し、これらを通じて多様なメディアデータの取り扱いを拡張することも可能である。
「クイック・タイム(quick time)とは」DTM用語としての「クイック・タイム(quick time)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: