エディティング・ソフトウェア(editing software)
「エディティング・ソフトウェア(editing software)」について、DTM用語の意味などを解説
エディティング・ソフトウェア(editing software)
エディティング・ソフトウェア(editing software)は、シンセサイザーの音色を編集するためのコンピューター・ソフトウェア。エディティング・ソフトウェア(editing software)とは、オーディオやMIDIデータを編集するために用いられるソフトウェアの総称である。
DTMにおいては、単なる録音機能だけではなく、音声波形やシーケンスデータを視覚的に扱い、必要に応じて切り貼り、整形、加工するための中心的な役割を担う。代表的なものとして、Pro Tools、Cubase、Logic Pro、Ableton Live、Studio One、FL Studioなどのデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)が挙げられるが、これらはまさに高度なエディティング・ソフトウェアである。
基本的な編集機能には、コピー&ペースト、カット、トリム、フェード処理、テンポやピッチの補正、タイムストレッチなどがある。MIDIエディティングでは、ノートの長さやベロシティ、コントロールチェンジ情報の微調整が可能であり、グリッドに沿ったクオンタイズ処理や、人間的な揺らぎを再現するヒューマナイズ機能も備わっている。これにより演奏のニュアンスを損なわずに正確なリズムや表現を実現できる。
さらに現代のエディティング・ソフトウェアは、単なる編集作業にとどまらず、プラグインによるエフェクト処理や音源の統合、オートメーションによる時間的なパラメータ制御など、音楽制作全体の中心となるワークステーションの役割を担っている。動画編集やサウンドデザインの分野でもエディティング・ソフトウェアは不可欠であり、複数トラックを並行して扱うマルチトラック編集環境はプロフェッショナルからアマチュアまで幅広く利用されている。
「エディティング・ソフトウェア(editing software)とは」DTM用語としての「エディティング・ソフトウェア(editing software)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: