DTM用語

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アイドル(idle)

Posted by 有世犬

「アイドル(idle)」について、DTM用語の意味などを解説


アイドル DTM用語

アイドル(idle)は、同期信号を受けている状態であるが、まだ信号を受けていない空きの状態。DTMや音楽制作において「アイドル(idle)」という用語は、コンピュータやデジタル機器が動作してはいるが何の処理も行っていない状態を意味する。DAW(Digital Audio Workstation)で何も再生せず、トラックも録音待機になっていない状態のときPCのプロセッサやオーディオエンジンはほぼアイドル状態にある。CPU使用率は数%にとどまり、メモリも一部のプラグインキャッシュやDAWのシステム保持にのみ使われる。ただし、完全なゼロではなく、常にバックグラウンドで動いている処理があるため、アイドル状態でも一定のリソースが消費されているのが現実である。これはOS自体が、何もしない時でも動き続けているのと同様である。

ソフトウェアシンセやエフェクトプラグインの多くは未使用時に自動的にidle状態に移行する仕組み(=スリープ処理)を持っている。たとえばリバーブやコンプレッサーなどがバイパスされていたり、MIDI信号が入力されていないソフト音源は、CPU負荷を最小限に抑えるためにidle状態になることがある。一部のDAWではこのidle処理を積極的に最適化しており、使用中のトラックだけにリアルタイムの処理を集中させる。これにより同時使用プラグイン数を増やしても安定動作が可能になるという利点がある。

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「アイドル(idle)とは」DTM用語としての「アイドル(idle)」の意味などを解説

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